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Kakekko.Clubメソッド

Kakekkoメソッド

%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a人間は重力に逆らって立ています。そのため、地面から一番高い位置にあり、重い頭部の位置が大切です。そのため、子どもにアドバイスをするときには立ち位置に注意します。子どもの視線の方向が頭の位置を決定します。

子どもの視線は周囲の影響を大きく受けます。誰かが側を通っただけで、視線はそちらの方へ向きます。そのため、子どもの視線を集める(集中)ためには声のトーン、強弱をつけて聴覚を刺激します。また、身振り手振りを行い動きのポイントを視覚的に伝えていきます。

視線、頭部が安定したらその場で両手を大きく上にあげます。ラジオ体操第1で行う背伸びの動きになります。ほとんどの子どもは手を上にまっすぐ伸ばすことはできません。伸ばせない原因は様々ありますが、肩関節の動きを改善するとすぐにできるようになります。

次に両手を前後に大きく回します。スムーズに動くようになれば左右の腕の動きを組み合わせていきます。

a2006-087735_000005_small視線、頭部が安定し、腕がスムーズに動いたら歩行を行います。直線にラインを30mを引きます。視線を前に5m,10m,15m,20m,25m,30m,50mと移動させます。左右の足の幅は0cm,5cm,10cm,15cm,20cmと変化させます。

腕は自然に振る〜両腕を前に回す、両腕を後ろに回す、左右交互に回すなど色々と変化をつけていきます。歩幅は手拍子のリズムで変化させます。

ポイントは子どもが意識していない動きをチェックするのです。意識していない動きというのはラインに沿って歩いているときは意識をしています。それに対してスタートラインに戻っている動きが本当の動きです。

エクササイズ(一例)

様々な運動の現場で使われている道具ですが、工夫ひとつで様々なエクササイズが出来ます。

  • 視覚効果を使って身体の動きを確認(視野・深視力・色・反応)
  • 聴覚効果を使ってリズム感を学習(手拍子のリズム、強弱・音楽・英語)
  • 分かりやすい言葉で運動を誘導
  • 言葉の抑揚で運動の変化を誘導
  • 下肢と上肢とのコーディネーション
  • エクササイズとエクササイズの繋がり
  • 動きを撮影してイメージと実際の動作があっているかを確認
  • 30秒おきにエクササイズが変わります。

 

(ラダー歩行編)

%e3%83%a9%e3%83%80%e3%83%bc%e6%ad%a9%e8%a1%8cかけっこメソッドは歩く動作をしっかり観察するところから始まります。ラダーの1歩、1歩動作から足のつき方、つま先の方向、膝の方向、顔の方向、左右の脚のリズム、腕の方向、肘の曲がり、手の握り方、脇の開き具合、全体のリズムを確認します。

最初は自由に歩いてもらいます。上記のチェックをしてから、動きのリズムを作っていきます。リーダー(指導者)が聴覚入力として手拍子を始めます。手拍子はゆっくりのリズムでメリハリのついた音をつくり、子供がリズムを取りやすいように行います。最初、リズムは入り方、取り方が難しいので、まずは手拍子(インプット)を子供にしっかり確認してもらってから、子供自ら手拍子(アウトプット)を行ってリズムの同調を行います。そして、その場で足踏みを行いながら手拍子のリズムと同調させます。

手拍子のリズムと歩行リズムが同調してきたら手拍子の位置を変化させます。身体の全方、頭の上、身体の後方、身体の前後など。手拍子から自分の身体を軽く叩く(筋肉に刺激)ようにリズムを取ります。手拍子と身体を軽く叩く刺激のコンビネーションを行います。筋肉を刺激(インプット)をすることによって身体の活性化を図ります。

リズムが同調し始めたら、身体を大きく動かしていきます。リズムを取り始めは小さな動きでタイミングを取り始めます。このままだとリズムを取るだけで身体の動きにつながっていきませんので、徐々に身体を大きく動かしリズムを取っていきます。話は少し外れてしまうかもしれませんが、ラダーでは速い動きが出来ても、速く走れない子供を多く見受けます。小さな動きでハイピッチ、小さな動きで短いストライドということになります。速いリズムで大きな動作ができることが大切だと考えています。身体を大きくリズムよく動かせる能力は速く走れるというだけではなく様々なスポーツにつながってくると考えています。

上肢と下肢のコーディネーションを行います。最初に右手と右脚を同時に動かして歩きます???手と足は交互に動かすのが普通ですが、幼児や小学校の低学年ではよく見られる動作です。運動を最初に学習する時には同側の手足を動かした方が身体を動かしやすいからだと思われます。(諸説ありますが)ポイントは身体を開かないようにしてつま先が進行方向に向くことになります。膝が内側に入りやすい子供はこのエクササイズで改善される場合が多いです。上肢の動きは様々なバリエーションがあります。

上肢の両側性の動作を行います。歩くリズムに合わせて両腕を前方に突き出します。手を握る(グー)、手を開く(パー)、指の動きを変える、手のひらの方向を変える、手関節の動きを変えるなど様々なパターンを行います。腕を引くパターンもあります。腕を突き出す方向は上方、側方、斜め上(ゼロポジション)、斜め下などがあります。

上肢の交互の動作を行います。両側性の動きと同様に行います。

歩行動作は前方だけではなく側方、後方、斜め方向も行います。

音源は手拍子だけではなく、メトロノーム、音楽も使います。

ラダーにおける歩行動作だけで数百パターン以上あります。毎日行っても新しいエクササイズが毎回入ってきます。子供は今日は何をするんだというワクワク感を持ってくれています。毎回が新しいエクササイズの出会いになります。できるエクササイズもあればできないエクササイズもあります。かけっこクラブでは同じエクササイズをできるまで繰り返すということはしません。どんどん、新しいエクササイズに挑戦してもらいます。今できなくても、子供は様々な動きの組み合わせを経験することによってできるようになるのです。子供には常に挑戦してもらいたいと考えています。

 

(ラダーランニング編)

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歩く動作と同様に、足のつき方、つま先の方向、膝の方向、顔の方向、左右の脚のリズム、腕の方向、肘の曲がり、手の握り方、脇の開き具合、全体のリズムを確認します。さらにランニングは両足が地面から離れる局面がありますので身体のバランス、重心移動(上下、左右)、接地のタイミングを確認します。

最初は自由にラダーを走ってもらいます。重心が不安定な子どもが多く見られるので修正します。
身体の前に肘を伸ばして手を組んで前方に走ります。この場合、組んだ手がどの方向に動くかを確認します。ブレが大きい方場合は下肢の捻じれがありますので、手を横に広げさせて走らせます。広げた手の傾きを修正します。これで治らない場合は。手を前にならえのように出して(手のひらを下にして)、ファシリテーターの手の上に乗せ、軽く握ります。ファシリテーターは後方に移動しながら子どもを誘導します。バランスを崩している側の手は強く握る傾向があります。バランスを修正する方法は色々ありますが、両方の手の握り具合が同じにできるようにサポートします。サポートするポイントは???です。ヒントは抹消部分の動きも重要と考えています。
※ファシリテーターhttp://www.kakekko.club/セミナー/

メトロノームでリズムづくりをします。子どもの中にはサッカー、野球をしている子もいます。そうするとラダーを行なった経験を持つ場合が多く、自信を持ってラダーをします。ただ、自分のリズムではということになるのですが・・・
自分のリズムで行うことは容易ですが、リズムを変えられると全く出来なくなる子どもがほとんどです。1分間に120拍、160拍、200拍、・・・と様々なリズムでラダーを行います。慣れてくると子供はすぐにリズムの変化に対応することができるようになります。さらに慣れてくると音のリズムを聞いた瞬間にこれは何拍子やなと言ってきます。ここまでくればいきなりリズムを変えても対応することが出来ます。

ラダーを連結して長めに設定します。ラダーの前半は腕を前に伸ばし、手を組みます。腕のブレがないように身体を安定させます。後半は腕振りをおこないます。ポイントはまずは前半、下肢でリズム取り、後半、上肢でリズムを取ることです。上司と下肢の動きを合わせることが大切です。

子どもが大好きな音楽を選択して、音楽のリズムに乗せてラダーを行います。音楽のリズムを倍速に、2分の1にというリクエストを行います。最初はリズムを取ることに集中するので小さな動きですが、慣れてくると大きな動きができます。身体を大きく動かすエクササイズ、重心を大きく動かすエクササイズ、上肢のリズムと下肢のリズムを変えるエクササイズなど数百のエクササイズがあります。

 

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ラダー (例)

音楽のリズムに合わせてラダーエクササイズを行います。最初はリズムの分かりやすメトロノームを使って身体を小さい動きから大きな動きに誘導します。メトロノームエクササイズは常に変化をもたせて行います。動きを音感で表現できるようになるのが目標です。上肢が4拍子、下肢が8拍子などリズムのバリエーションに変化を加えます。また、片側、両側、相反の動きも取り入れます。慣れてくると音楽を使います。             今は流行りのPPAP,恋ダンスを取り入れています。(11月現在)

 

 

(ミニハードル歩行編)

images-2ミニハードルをランダムな距離に並べます。コースは1列4〜5台で3〜5列作ります。人数によって列は増減します。
基本、1列5人以下になるように設定します。子供にはどのコースに並んでもいいよと説明します。列によって人数の偏りが出る場合はファシリテーターがコーディネートします。1つのコースが終われば隣のコースに移動します。全てのコースはランダムに並べられているのでミニハードル間の距離は毎回異なります。一般的にはハードル間の距離を一定にしてリズムをつくるというのが基本ですが、かけっこクラブでは一定のリズムではなく様々なリズムを学んでもらうのです。ミニハードルを設置するときには子供に手伝ってもらいます。これもポイントになります。ファシリテーターの腕の見せ所です。

まずは自由にミニハードルを越えてもらいます。子供たちがハードルを越えるリズムを確認しながらハードル間の距離を微調整します。
メトロノームのリズムを聞かせてリズムを確認します。確認したリズムでミニハードルを歩きながら越えていきます。ミニハードルを越えることがうまくなることが目的ではなく、耳からインプットしたリズムを様々な変化に対して維持できる能力を身につけるのです。次は上肢のリズムを下肢のリズムと同調させます。小さな動きから大きな動き、上肢の小さな動きと下肢の大きな動き、上肢の大きな動きと下肢の小さな動きなどアンバランスな動きをさせます。最後は上肢と下肢の大きな動きさせます。これらを行う目的は動的な柔軟性をつくることです。球関節である肩関節、股関節の動きをスムーズにできることにより、股関節、肩関節が安定した力を発揮できるようになります。そのため、上肢の動き(肩関節)、下肢の動き(股関節)の動かすリズム、方向性がポイントになります。

手拍子を使って接地のタイミングを取ります。ミニハードルを越えることに意識がいくと地面の接地感が悪くなります。いわゆる足を置きに行くということになります。手拍子の強弱、タイミングが重要になります。手拍子のリズムに合ってきたら、接地している側の手で大腿部を軽く叩きます。しっかり脚を伸ばすイメージをつくります(歩行の場合)。当然、膝をあげるイメージもつくります。

ミニハードルの歩行動作はバランス能力を高めることにポイントを置いています。バランスを取るためには様々な代償動作が出ます。子供の発育段階により代償動作が異なります。そのため、代償動作を確認しながらエクササイズを決定していきます。バランスの悪い状態で走らせると身体には様々な歪みがで出てきます。この状態では速く走れるようにはならないばかりか、怪我をしてしまう可能性があります。かけっこクラブでは子供の発育段階、体型にあった合理的な動き作りを行います。

(ミニハードルランニング編)

atc%e3%83%9f%e3%83%8b%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%abミニハードルを置きます。ハードル間は(3m,5m,7m,9m),(2m,4m,6m,8m,10m)(2m,3m,4m,5m,6m)などランダムなパターンと一定の距離パターンを組み合わせます。この組合せは子供の身体的成長によって異なります。最初は自由にミニハードルを走り越えていきます。リズムの変化に対応できているかを確認します。重心がスムーズに移動しているというのがポイントです。歩行同様にコースを変えながら行います。

ミニハードルのバーを触りながらスタートダッシュをします。バーを指先だけ触れてスタート、手のひらを上に向けてバーの下を触ってスタート、ミニハードルの脚を手で挟むようにスタート。スタートポジションは両足は揃えて左右行います。片方の足を後方に下げてスタート、両足でバーをジャンプして両足接地してスタートなどミニハードルを使って様々なポジションでスタートをします。

30m~50mのミニハードルなしとミニハードルありのタイムを測定します。一般的にはミニハードルを置いた方がタイムが悪いはずなのですが、ほとんどの子供はハードルがない場合とある場合を比較してもそんなに差はありません。中にはミニハードルを置いた方が速い子供がいます。ハードル間がリズムをつくり、ストライドをつくっていきます。ここで、子供の動きを見ながら適正なハードル間を見極めていきます。ストライドは身体が大きくなれば自然に大きくなります。発育段階の身体の大きさにあったストライドとリズムで走ることが大切です。

適正なハードル間を見極めたらリズムアップの練習をします。ミニハードルを6台並べて前半の3台は手を身体の前で組んで前方に突き出して走ります。その時に手が上下左右にぶれないようにします。3台目を越えた瞬間に手を離し、腕振りをしてリズムアップをします。同様に手を頭に置いて、手を身体の後ろに組んで、両腕同時に前方にパンチング、交互にパンチングなど様々な動きを入れて後半に通常の腕ふりをしてリズムアップをします。

身体の成長にあったミニハードルは重心がスムーズに移動することを学ぶためには必須となります。

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ミニハードル(例)

ランダムに置かれたミニハードルを越えて行きます。越える条件は右脚でだけ、左脚だけ、交互、歩いて、走って、スキップしてなど様々な条件を設定します。距離感、リズムの変化を通して身体の出力のコントロールを学びます。身体の出力をコントロールできるようになると重心をスムーズに移動させることが可能になります。前方向の動きだけでなく側方向、後方の動きもとり入れています。得意な脚があるとスピードを上げる時に片側だけの加速になりますので、両脚が同じ出力が出せるようにサポートします。

 

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ステップワーク(例)

様々なステップを行うためのツールです。ステップ始める前に指示をします。赤は右脚、青は左脚、黄色は両脚などと設定します。頭のイメージと身体の動きがマッチングする必要があります。数回行っているうちに覚えてしまうので、スムーズに出来てきたら設定を変えます。同じことは繰り返さないのがポイントです。また、アウトプットの逆転動作として赤と言って青にステップすることも行います。

 

%e6%ae%8b%e5%83%8f動画を分析(残像画像)

スマートフォンでランニングフォームを撮影して、すぐに残像画像に変換します。走り終わった直後の子供に残像画像を見せて「脚の動きはどう思う?」「腕の動きはどう思う?」と聞きます。そして「どうしたら良いかな?とも聞きます。答えが出なかった場合はこんな感じではどうかなと提案をします。かけっこクラブでは単に身体を動かすというだけではなく子供の考える力も引き出したいと考えています。

 

fig_iphoneかけっこクラブでは走っている姿をスマートフォンで撮影して動きを分析をします。分析するアプリはSPLYZAの Clisptroを使用しています。Clisptoroはスマホ動画を自動でコマ送り動画を作成してくれるアプリです。このような機能を使用するためには高額の専用のソフト(100万円前後)を使用して複雑な操作が必要としていました。それがスマートフォンで簡単にできるようになりました。

撮影、編集したコマ送り動画を子どもに見てもらいます。子どもに「腕振りはどう思う?」「顔はどこ向いている?」「手と脚のタイミングは?」など色々と聞きます。そして、「どうしたらいいかなあ!」と問いかけます。しばらく待って答えれなかったら、「こうしたらどうかなあ」と提案します。

ファシリテーターが子どもたちに指導するのではなく、提案をします。映像を使って頭の中に動きをイメージをできるようにするのです。そのためには子どもが考えることが大切なのです。数年前まではトップアスリートしか活用されていなかった分析がすぐにできるのです。また、アプリをダウンロードしてもらうだけで親御さんが撮影されて子どもにアドバイスすることも可能です。

 

pho_measure_intervalコマ送り動画を定期的に撮影をします。子どもは成長とともに走り方が変化します。撮影したコマ送り動画を比較することが大切です。前回と今回の違いは何かを確認していきます。例えば、動画で腕振りが前回よりスムーズに振れているリズム感を確認します。次にコマ送りで腕がどのように振れているのかを確認します。極端な話、1cm前回より前に振れているなど客観的に評価をします。この客観的評価からあと1cm前にしてみようかという提案をしたりします。ここが撮影、分析のポイントで「もうちょっと」、「もう少しという」という抽象的表現から具体的表現を用いることも大切です。

 

pho_measure_objects子どもが複数走っている姿を撮影、分析をします。子ども同士でディスカッションが始まります。「こうしたらどうかなあ」「もっとこうしたら!」など子ども同士でアウトプットし始めます。そうすると映像からインプットされた情報をアウトプットする作業ができるようになります。これはフォームを真似たということではなくフォームを理解したということになります。
かけっこクラブは単に走り方を教えるだけではなく子どもの心身の成長をサポートすることを重要だと考えています。

 

遠くにいてもClipstoroがあれば動画を撮影して、その動画をメールで送ってもらえればアドバイスをすることもできます。全ての子どもに適切なアドバイスができればと考えています。タレント発掘もかけっこクラブのミッションです。
(画像はSPLYZAのホームページより引用)
※引用に関しては許可を得ております。